酒上不埒 三日(置き)坊主の日記

「浜松まつり」ではなく凧揚祭を愛し、あちこちのお祭りも愛する東田組HP管理人の日記
カテゴリ:凧( 116 )
平成23年 浜松まつり中止の顛末
まずは、このたびの震災により犠牲となった皆様方のご冥福を祈るとともに、一日も早く復興がなされますことを祈念いたします。
私も東北に知人が何人かおり、消息が大変気になっております。


さて、

もうすでに皆さんがご承知の通り、平成23年の浜松まつりは、浜松市より中止の決定がなされました。

けれど、ちょっと待ってよ。
「中止の決定」って、祭を行っている当人が行うものじゃないんですか?


むろん、被災者の皆様方の窮状を思えば、浮かれ騒ぎは不適切でしょう。

しかし、われわれが連綿と行ってきた「浜松凧揚祭」は、浮かれ騒ぎではなかったはずです。

町の結束と意気と粋を競い合う。そういう習俗だったはずです。

それがいつの間にやら「浜松まつり」となり、浜松市の統制管轄するものとなり、さらに暴論をお許しいただけるなら、浜松市役所の私物化するところとなり、そして市役所の判断により「震災による中止」。



たしか市は、3/14に自治会連合会に実施の可否を問い、各町の返答期限が3/17でした。
うちの町も緊急で自治会役員と青ダスキだけで3/16に緊急会議を開きました。
そこでの東田町としての結論は「いつまでも暗い世情を作り続けても意味がないが、時節柄をわきまえて、凧と屋台の行事のみを節度を守って行う」という結論でした。
で、市としての結論は週明けという話だった、はずです。

ところが、ふたを開けてみると、金曜日の夕方には浜松市のHPには、↓の発表がありました。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/news/matsuri.htm

市のHPには、「平成23年3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震を受け」とだけありますが、その背景にあるものは一切載っていません。

これに関して、いろいろな憶測や真偽のほどが確かめきれない情報がWEB上で飛び交っています。「警備上の問題から中央署の署長が拒否をした」「広域機動隊が拠出できない」etc……

しかしこれらは、いずれも現場の人間とは全く関係ない部分からの意見です。


それも、各町からの意見の集約が出来たかどうかもわからないまま、予定より大幅に早まった「中止」の発表。

おそらく市としてはハナっからまず中止ありきで、町の意見を聞いたという形だけとればよかったのではないかと勘繰りたくもなります。


それにしても一体、祭って誰のものなんでしょう?

なぜこの祭がこういう道をとらざるを得なくなったんでしょう?

この話は、もう少し続けさせてもらいます。
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by talisker1969 | 2011-03-20 19:28 |
市制100周年記念イベントの不条理
もう、多くの方がご存知でしょう。

市制100周年記念に、また「凧」が出汁に使われるというお話を。


「100周年を記念して100台の屋台を集める」という安直な発想の向こう側に、文化的な側面を無視していることや、時間的な厳しさの問題を、市が考えている様子はまったく見えてきません。


こんないい加減な行事、はっきり言って誰も得はしませんよ。
こんな杜撰な計画、決して見ごたえのある企画にはなりませんよ。


年末にブロック長会議でまつり本部から配られたという、あまりにも中途半端な提案書(これも誰が作ったもんだか分かりませんが、中日新聞の市長の年頭所感では「市民の皆さんの発案」だと。一体どこの誰だよ?)を、近いうちにここに晒そうと思います。
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by talisker1969 | 2011-01-31 22:24 |
昔かたぎ
当日の日記を書きたいところですが、ちょっと思い出したことがあり、こっちを忘れないうちに書いておきます。


2年前の準備のときの話です。

若い衆の間で「よその町がやってるような、会所前の高張提灯をうちの町でも欲しいよね」という声が上がったことがあります。

で、その話題を町の長老にしたら、ひとこと

「あの墨書看板があるんだからそんなもの必要ないだろ」

と、ばっさり。
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「でも、あの看板、夜は暗くって」と食い下がる若い衆に、

「お前らなあ、高張提灯がどういうものか分かってるのか?
へぼな提灯屋のぶしょったい提灯ならともかく、きちんとした高張を買ったらどれだけするか、知ってて言ってるのか?
それに高張ってのは、芝居小屋にしても、親分衆の家の玄関にしても、二張りで一組のものだ。
どこの町の会所を見て言い出したか知らんが、一張りだけで高張を出したつもりになるじゃないぞ。」


それきりで高張りの話題は消えてしまいました。


頑固というのは、時として伝統に根ざした教養でもあるんだなぁと感じたものです。
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by talisker1969 | 2010-05-24 23:47 |
いよいよ本日発会式です。
当東田組も、今日発会式です。

気持ちのいい「凧」が出来ますよう。皆さんもがんばっていきましょう。
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by talisker1969 | 2010-04-03 16:16 |
文明的な消費
ブログ化する前の日記で「文化と文明の違い」について書きましたが、その関連で気になったことがあるので……


「凧」には大きな消費が伴います。
初凧の購入、接待、屋台の運営その他もろもろ……

しかし、「凧」は以前にも書いたとおり文化ですから、「凧」における消費は、「文明=消費社会の象徴としての消費」ではありませんし、そうあってはならないものです。

しかし、「凧」を取り巻く消費には、文明的な消費誘導が数多く渦巻いています。
それも、伝統をないがしろにし、破壊を招きかねない消費誘導が。

担い手だけでなく、統監部の人たちも、伝統を守るために何をしなければいけないか、真剣に考えるべき時期になっていると考えます。
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by talisker1969 | 2010-03-23 21:45 |
もう3月になっちゃうんですね。
さてさて、ここんところ日記の更新も手抜きしていますが、いつの間にか2月も終わり、3月になってしまいます。
3月になるといよいよ「凧」の準備が本格的に始まりますが、皆さん、心構えはいかがですか?

ここ数年、当日にいい風が吹いていませんが、今年こそいい風の元、いい合戦をしたいものです。
当町も第2週ぐらいから「凧」の準備が始まります。
みなさん、当日まで(「も」でないところがミソ)がんばりましょう
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by talisker1969 | 2010-02-28 23:51 |
謹賀新年
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出先で呑みながらの新年です。

今年もよろしくお願いします。
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by talisker1969 | 2010-01-01 00:06 |
祭の本質
だれの言葉だったか忘れたけれど、「凧場でよその町と仲良くなんかやれるわけがない」という名言があります。
 今年の某町から「落ち着いてなんかやれるか、バ○○○ー!」という怒声が上がったなんて話も聞きました。
 皮肉じゃありません、「凧」の真髄を突いたなかなかいい言葉だと思うんです。
 今回はその辺のことを考えて見ましょう。

 実際そうなんです。凧場でよその町とにこやかに合戦なんてできません。
 殺気立ってきます。みんな目の色が変わっています。
 しかし近年、その雰囲気を「子供にゃ見せられん」と言って全否定する風潮もあります。
 曰く、「子供のまつりじゃないか」
 「凧を揚げる祭りだろ」
 ……
 ……

 だから違うんですよ。
 子供がやる祭じゃないんです。子供を主題にして大人が必死になる祭なんです。
 揚げ糸の出たメーター数を競う祭じゃないんです。凧糸を摩擦で切りあう合戦の祭なんです。
それが明治以降営営と築き上げてきた浜松の伝統なんです。

 「『だから浜松は暴力的だ』なんて言われるんだよ」とおっしゃる方々、何か勘違いしてませんか?
 誰が「浜松の『凧』は地上戦」なんて言ってますか?「空中戦」をやってこその「凧」ですよ。
 空中戦の陣取りのために、多少地上でもみ合っても、凧から目を離さないのが浜松の「凧」です。
 その基本線も知らずに「凧」が語られるから、「凧」の本来のありようがさらに誤解されるんです。

 以前も書きましたが、遠くは備前西大寺の「会陽」や、信州の「御柱」。近くは森の祭や舞阪の大太鼓。どれもこれもみな力強さがすばらしいお祭です。

 しかし浜松の「凧」の本来のありようさえ暴力的だと言われるのなら、これらの勇壮な祭はすべて否定されることでしょう。

 無論そのためには浜松の参加者の意識改革は必要でしょう。
 祭の本来の姿を知ってもらうこと、初練りは無銭飲食の場ではないということ、
 そして何より、勇壮な合戦をわれわれの手で執行し、一般参加者にもその魅力をきちんと伝えること。
 浜松の「凧」には課題が山積しています。
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by talisker1969 | 2009-12-01 21:16 |
水太りした祭りにしないために
 久しぶりにブログ以前のような日記を書いてみようと思います。


 いまさら言うまでもなく、浜松の凧揚祭は凧合戦と屋台の祭りです。
 しかし、最近どうもその魅力が半減してきているのではないかと考えたりすることもあります。

 曰く、「屋台祭の名門なら掛塚だよ」……まあ、浜松の屋台は掛塚の影響を受けてますしね。
 しかし、「真剣な凧合戦を見たかったら、浜松よりも田原を見に行きなよ」と言われたら、ちょっとドキッとしませんか?
 しかし現に、三河田原の真剣な凧合戦を熱く語る人たちが、最近増えているのです。

 屋台・山車に関しては尾張から遠州にかけてどの地域にもあるし、いろいろな型があるので、浜松が最も優れているとは言いにくいものがあります(職人さんの腕前以上に)。
 しかし、現状の「凧」を見ていて、「日本トップクラスの凧合戦の祭り」と誇れますか?
 合戦凧の風習を各町で受け継いでいますか?その風習が自分たちの町では生きていると言えますか?
 そのすべての責任を統監部や観光コンベンションビューローに押し付けるつもりも毛頭ありませんが、あまりにも「初子ちゃんバンザイ」「タダ酒サイコー」に堕していませんか?
 参加規模ならたしかに浜松の「凧」は日本一でしょう。しかし凧と言う本質に触らない・触ろうとさえしない若者が多すぎませんか?
 凧合戦の魅力も屋台の風情も語れないし誇れないなんて、あまりにも中身のない祭りになっていませんか?

 このままでは本当に、「凧」は参加者で水太りしただけの、「実質が失われた祭り」になってしまいますよ。
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by talisker1969 | 2009-11-24 20:35 |
復活へ向けて
お久しぶりです。日記もひと月近くあいてしまいましたね。


さて、ちょっとここんところ、体が鈍ってきてるんで、凧揚げダイエットでもしようかと思っています^^。

ちょくちょく海浜公園には行っているんです。しかし凧を持って行ってないんですね。

ここしばらくの間で、現状の「凧」に不満のある人との付き合いが、前にも増して増えました。
海浜公園で知り合った人たちの間にも、やはり不満はくすぶっています。

「凧」を単なる祝祭としか考えない人たちへの不満
きちんと合戦をする場を作らない人たちへの不満
現状の問題点を追認する本部への不満


揚げるだけではなく、合戦が存在することの重要性をもう一度再確認したいのです。
自分自身も、もっと「凧」に関する知識見識を増やしたいと考えています。
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by talisker1969 | 2009-08-18 23:56 |


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 このページは、東田組の公式見解ではなく、あくまでも個人ブログです。また、単なる凧そのものや、「浜松まつり」と区別して、私達の凧揚祭を「凧」とカッコ付きにしてあります。「おまつり広場」だの「吹奏楽パレード」だの「日本民謡総おどり」だのを含んだ行政主導のイベントについて、およびほかの人の引用部分は「浜松まつり」と表記してあります。あくまでも旧来続いてきた凧合戦と屋台を焦点に据えていますので、それを頭に入れてこの日記をお読みください。
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