凧揚げ合戦・屋台引き回しに関する実施要綱解説2(第7条)
今回は【総則】から祭装束に関する関する第7条
だけで。
この部分、以前は陣笠やピーピー笠も禁止していたような気もしますが、さすがに今のご時勢にピーピー笠をかぶる人もいないので削除されたのかもしれません。
ハッピの柄や裄丈については細則に規定があります。ただし今回は細則についてはあまり触れず、実施要綱のみを扱わせていただきます。
正規のハッピとは、つまり「町が規定した正規のハッピ」です。
図案は細則では一種類のみとなっていますが、近年戦前のハッピの図案を復刻する町が多くなっています。
これについては本来なら禁止なんでしょうが、原点回帰を考えるとむげに規制をかけるのもいかがなものかと言う点も気になります。
しかしこの条文の精神は、そういうことを規制するためではなく、あくまでも町(および組)が参加単位であり、内半纏のみで祭に参加することを禁止するための条文であると考えます。
近年特に多くなりましたが、内半纏だけで凧場を闊歩する人たちを見かけます。町の法被でもなく、甚だしいものになると町名さえなく「酔」「乱舞」などと書いてあるだけだったりして「結局彼らは祭りに参加しているつもりなんだろうけれど、酒が目当てで凧も屋台もまったく興味を持っていないんだろうな。けれどそれじゃ祭りに参加しているとは言えないな」と感じてしまいます。
遠く聞き及ぶと、青森のねぶたでもカラスハネトなる一団が存在し、勝手な装束で、ねぶたを担ぐでもなく、ねぶたの周りで跳ねるでもなく、ただ酒と不行跡に明け暮れていたとのこと。
青森ではその対策としてカラスの隔離政策を取ったとたん、「その場にいる限りカラスもねぶたの一要素」と思われ、逆にカラスの存在を認めることになってしまい、カラスの不行跡(特に暴力行為)がエスカレートし、ねぶたが崩壊寸前にまでなってしまったそうです。
現在青森ではカラス排除の方向で運営も進んでいるようですが……
振り返って浜松。
内半纏の衆はとりあえず現時点においては法律的な無法を行っている衆は寡聞にして聞きませんが、祭りの風紀と言う点では感心できるものではありません。また「町」という縛りがないだけに、彼らは負うべき責任を逃れているのと同じです。
恥ずかしい話ですが、数年前に浜松の法被を着た衆が他地の秋祭りで騒動を起こした結果、地元の方にはまったく責任がないのに、警察から祭典役員が咎められたというあきれた話があります。
警察の人の祭りに対する見識なんてそんなもんです。内半纏衆が無責任に不法無法を行っても、彼らが逃げてしまえば、責任はまじめに祭りをやっている我々にやってきますよ。
そのうえから組の法被を着ていればまだしも(個人的には好みではありませんが)、祭りのあるべき部分からも逸脱し、町の責任からも逃れていると言うのは……
そろそろ、内半纏に対して、毅然とした態度を取るべきではないでしょうか?
ちなみに裏返しの法被は昭和30年ごろまではごく普通だったようです。HPトップの法被も総裏の法被を裏返して着ていたもののようです。そのほか、消防団の刺し子を着ている人もいたようですね。
その昔は参加町数も少なかったし、1町当たりの人数も少なかったから「あいつは○○町の××だ」で済んだんでしょうね。
ただ、参加者数が増えて「あいつどこの町の野郎だ?」になってきたから、規制するべきという方向に進んだんでしょうね。この辺はやむをえない規制でしょう。
だけで。
第7条 凧揚げ合戦及び屋台
の引き回しに参加する各組は、正規(本裁ち)のハッピを着用し、ワッペンをつけ、無印・裏返しの「ハッピ」及び「鳥追笠」を着用してはならない。
この部分、以前は陣笠やピーピー笠も禁止していたような気もしますが、さすがに今のご時勢にピーピー笠をかぶる人もいないので削除されたのかもしれません。
ハッピの柄や裄丈については細則に規定があります。ただし今回は細則についてはあまり触れず、実施要綱のみを扱わせていただきます。
正規のハッピとは、つまり「町が規定した正規のハッピ」です。
図案は細則では一種類のみとなっていますが、近年戦前のハッピの図案を復刻する町が多くなっています。
これについては本来なら禁止なんでしょうが、原点回帰を考えるとむげに規制をかけるのもいかがなものかと言う点も気になります。
しかしこの条文の精神は、そういうことを規制するためではなく、あくまでも町(および組)が参加単位であり、内半纏のみで祭に参加することを禁止するための条文であると考えます。
近年特に多くなりましたが、内半纏だけで凧場を闊歩する人たちを見かけます。町の法被でもなく、甚だしいものになると町名さえなく「酔」「乱舞」などと書いてあるだけだったりして「結局彼らは祭りに参加しているつもりなんだろうけれど、酒が目当てで凧も屋台もまったく興味を持っていないんだろうな。けれどそれじゃ祭りに参加しているとは言えないな」と感じてしまいます。
遠く聞き及ぶと、青森のねぶたでもカラスハネトなる一団が存在し、勝手な装束で、ねぶたを担ぐでもなく、ねぶたの周りで跳ねるでもなく、ただ酒と不行跡に明け暮れていたとのこと。
青森ではその対策としてカラスの隔離政策を取ったとたん、「その場にいる限りカラスもねぶたの一要素」と思われ、逆にカラスの存在を認めることになってしまい、カラスの不行跡(特に暴力行為)がエスカレートし、ねぶたが崩壊寸前にまでなってしまったそうです。
現在青森ではカラス排除の方向で運営も進んでいるようですが……
振り返って浜松。
内半纏の衆はとりあえず現時点においては法律的な無法を行っている衆は寡聞にして聞きませんが、祭りの風紀と言う点では感心できるものではありません。また「町」という縛りがないだけに、彼らは負うべき責任を逃れているのと同じです。
恥ずかしい話ですが、数年前に浜松の法被を着た衆が他地の秋祭りで騒動を起こした結果、地元の方にはまったく責任がないのに、警察から祭典役員が咎められたというあきれた話があります。
警察の人の祭りに対する見識なんてそんなもんです。内半纏衆が無責任に不法無法を行っても、彼らが逃げてしまえば、責任はまじめに祭りをやっている我々にやってきますよ。
そのうえから組の法被を着ていればまだしも(個人的には好みではありませんが)、祭りのあるべき部分からも逸脱し、町の責任からも逃れていると言うのは……
そろそろ、内半纏に対して、毅然とした態度を取るべきではないでしょうか?
ちなみに裏返しの法被は昭和30年ごろまではごく普通だったようです。HPトップの法被も総裏の法被を裏返して着ていたもののようです。そのほか、消防団の刺し子を着ている人もいたようですね。
その昔は参加町数も少なかったし、1町当たりの人数も少なかったから「あいつは○○町の××だ」で済んだんでしょうね。
ただ、参加者数が増えて「あいつどこの町の野郎だ?」になってきたから、規制するべきという方向に進んだんでしょうね。この辺はやむをえない規制でしょう。
by talisker1969
| 2008-07-06 21:51
| 凧