酒上不埒 三日(置き)坊主の日記

「浜松まつり」ではなく凧揚祭を愛し、あちこちのお祭りも愛する東田組HP管理人の日記
掛川雑感
掛川の大祭(御城下のほうね)を見物して帰ってきて。なぜかBEGINの「島人ぬ宝」が頭の中をぐるぐる回っています。

いや、なぜかと言うのが既にナンセンスですね。
「僕が生まれたこの島の唄を/僕はどれくらい知ってるんだろう/トゥバラーマもデンサー節も/ことばの意味さえ分からない」この部分が頭の中で鳴り響いています。
この言葉をヤマトンチュに突きつけなおしたら、やはり同じでしょう。「能楽や歌舞伎の、謡もセリフも聞き取れない」、相当数の人がそうじゃないでしょうか。若い人にいたってはなおさら。
日本の伝統芸能を「難しい」だの「わからん」だの言って敬遠してきた日本人は、今や「専門家に頼まないと自分たちの民族衣装すら着ることができない」という、諸外国の人が聞いたら目を回しそうな状況にあると思います。

「だって着物って窮屈じゃん。動きにくいし。アウトドア向けじゃないよね」なんて言葉がのさばっていますし(野袴を知らんのか野袴を!?)。
永六輔の本にあった言葉「着物を窮屈にしたのは着付け教室」ってのがもし本当だとしたら、(表向き)伝統を守る側が伝統を破壊しているんだから、何をかいわんや。

話を元に戻しましょう。
しかし、掛川の人達はきちんと伝統芸能に向き合っていました。
大名行列・木獅子・大獅子はもちろんですが、無精髭の無骨なアンチャンが「木遣」を披露し、あるいは小さな子供たちが「浦島」や「吉原雀」を踊り、はたまた町中で「おいとこ」の総踊り。引き綱の中に入る人達の法被の丈を見れば、その気合と言うものは知れようというもの。
あれだけのものを見せられても、まだまだ掛川の人の間では「踊りがまずくなったという声には耳を傾けたい」とか「どこの馬の骨とも知れない法被を着ている若造がいる」とか「囃子をやりたがらない子供が増えて……」と、多くの人が現状を憂えている。

自分たちの祭りの現状を憂えている浜松人は、いったいどれくらいいるんでしょうか?
自虐趣味はないんでこんな物言いは嫌いなんだけれど、なんとかせんと浜松の祭りは肥大化によって滅びますよ。
祭りで育った人間がきちんと祭りの本道に目を向けないと!
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by talisker1969 | 2006-10-10 22:47 | 祭全般
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 このページは、東田組の公式見解ではなく、あくまでも個人ブログです。また、単なる凧そのものや、「浜松まつり」と区別して、私達の凧揚祭を「凧」とカッコ付きにしてあります。「おまつり広場」だの「吹奏楽パレード」だの「日本民謡総おどり」だのを含んだ行政主導のイベントについて、およびほかの人の引用部分は「浜松まつり」と表記してあります。あくまでも旧来続いてきた凧合戦と屋台を焦点に据えていますので、それを頭に入れてこの日記をお読みください。
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