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酒上不埒 三日(置き)坊主の日記

「浜松まつり」ではなく凧揚祭を愛し、あちこちのお祭りも愛する東田組HP管理人の日記
沖縄の旧盆・エイサー見物記その1
たまには某所の日記と同じものを……て、もう同一人物であることを知ってる人も多いでしょうしw

ということで、沖縄に行ってきました。


あっけに取られて正気を失ってぼんやりすることを指して、沖縄では「魂(マブイ)を落とす」というそうですが……
もしかして、ホントに旅先の沖縄でマブイを落としたままになる人が多いんじゃないかってくらいのエイサー見物でした。

JTAに乗ると、機内誌の「コーラルウェイ」がうれしいですね。
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ゆいレールは発車チャイムも琉球民謡なら、切符も琉球絣をイメージしたデザイン。
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んで、いろいろなものをはしょって、旧盆の最終日「ウークイ(お送り)」のエイサー。


今回エイサー見物に行くに当たり、ぜひ見たかったのが、エイサーの古形とも言われる勝連半島の平敷屋青年会。
一般的に本土のメディアに乗るエイサーとはまったく違い、平敷屋エイサーに評されるのは「大太鼓も締太鼓も使わない」「水墨画の世界」「チョンダラーだらけの道ジュネーはまるで寺山修司か山海塾」「だからこそ神々しい」などという不思議な言葉。
しかもちょうど前述のコーラルウェイにも取り上げられていて、ぜひ見たいと思い、レンタカーを飛ばして、宿のあるコザ市街地から旧勝連町へ。
しばらく探していたら、墨染めの太鼓衆(テークチリ)がやってきました。
噂どおり、一個青年会に2~3人程度が普通といわれる道化役のチョンダラーが10人以上もいる!「寺山修司の世界」てのはこういうことですか……
僕もついていって、たどり着いたのは「カミヤー」と言われる地域の拝所。祖先崇拝の行事としてのお盆の行事としてまさにふさわしい場所ですね。
平敷屋青年会は東西に分かれていて、僕がついていったのは西の青年会。カミヤーではちょうど東の演舞が終わり、ナカワチ(=他地域で言うところのチョンダラー)の余興が始まっていました。

間ににわか雨が降りながらも、空は満月。天気雨にびっくりするよりも、「そうか、旧盆ってことは必ず満月なんだ」と、ぼんやり考えながら……
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勇壮さとは対極にある内なる情熱の世界。そこに荘厳さが感じられます。




囃子もゆったりとしていて踊り方の所作も大人しめながらも、張り詰めた感じがすばらしい。

あまり平敷屋ばかりに長居すると時間がなくなるので、後ろ髪を引かれながらもコザへと戻ります。
by talisker1969 | 2010-08-28 10:04 | エイサー
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by talisker1969
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 このページは、東田組の公式見解ではなく、あくまでも個人ブログです。また、単なる凧そのものや、「浜松まつり」と区別して、私達の凧揚祭を「凧」とカッコ付きにしてあります。「おまつり広場」だの「吹奏楽パレード」だの「日本民謡総おどり」だのを含んだ行政主導のイベントについて、およびほかの人の引用部分は「浜松まつり」と表記してあります。あくまでも旧来続いてきた凧合戦と屋台を焦点に据えていますので、それを頭に入れてこの日記をお読みください。
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