酒上不埒 三日(置き)坊主の日記

「浜松まつり」ではなく凧揚祭を愛し、あちこちのお祭りも愛する東田組HP管理人の日記
祭の本質
だれの言葉だったか忘れたけれど、「凧場でよその町と仲良くなんかやれるわけがない」という名言があります。
 今年の某町から「落ち着いてなんかやれるか、バ○○○ー!」という怒声が上がったなんて話も聞きました。
 皮肉じゃありません、「凧」の真髄を突いたなかなかいい言葉だと思うんです。
 今回はその辺のことを考えて見ましょう。

 実際そうなんです。凧場でよその町とにこやかに合戦なんてできません。
 殺気立ってきます。みんな目の色が変わっています。
 しかし近年、その雰囲気を「子供にゃ見せられん」と言って全否定する風潮もあります。
 曰く、「子供のまつりじゃないか」
 「凧を揚げる祭りだろ」
 ……
 ……

 だから違うんですよ。
 子供がやる祭じゃないんです。子供を主題にして大人が必死になる祭なんです。
 揚げ糸の出たメーター数を競う祭じゃないんです。凧糸を摩擦で切りあう合戦の祭なんです。
それが明治以降営営と築き上げてきた浜松の伝統なんです。

 「『だから浜松は暴力的だ』なんて言われるんだよ」とおっしゃる方々、何か勘違いしてませんか?
 誰が「浜松の『凧』は地上戦」なんて言ってますか?「空中戦」をやってこその「凧」ですよ。
 空中戦の陣取りのために、多少地上でもみ合っても、凧から目を離さないのが浜松の「凧」です。
 その基本線も知らずに「凧」が語られるから、「凧」の本来のありようがさらに誤解されるんです。

 以前も書きましたが、遠くは備前西大寺の「会陽」や、信州の「御柱」。近くは森の祭や舞阪の大太鼓。どれもこれもみな力強さがすばらしいお祭です。

 しかし浜松の「凧」の本来のありようさえ暴力的だと言われるのなら、これらの勇壮な祭はすべて否定されることでしょう。

 無論そのためには浜松の参加者の意識改革は必要でしょう。
 祭の本来の姿を知ってもらうこと、初練りは無銭飲食の場ではないということ、
 そして何より、勇壮な合戦をわれわれの手で執行し、一般参加者にもその魅力をきちんと伝えること。
 浜松の「凧」には課題が山積しています。
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by talisker1969 | 2009-12-01 21:16 |
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 このページは、東田組の公式見解ではなく、あくまでも個人ブログです。また、単なる凧そのものや、「浜松まつり」と区別して、私達の凧揚祭を「凧」とカッコ付きにしてあります。「おまつり広場」だの「吹奏楽パレード」だの「日本民謡総おどり」だのを含んだ行政主導のイベントについて、およびほかの人の引用部分は「浜松まつり」と表記してあります。あくまでも旧来続いてきた凧合戦と屋台を焦点に据えていますので、それを頭に入れてこの日記をお読みください。
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